混沌
2010年 04月 30日
10人ほどの聴覚に何かしら障害のある生徒たちがいる教育現場は、皆、ちぐはぐで、そのことを保護者から指摘され、改善してほしいと言われた教員は‘手話教室みたいなことをやってみましょうか?’と言いました。
その言葉のレスポンスとして、
“一番の問題は、伝えたい、理解しあいたいという気持ちを生徒たちが持っていない事だ”と、意見を出したのは、ボランティアで参加していた手話を母語としている、ろうの大学生でした。
その通り!よく言ったよと拍手、立場上内心で。
しかし、そのあとの担当教員の言葉に愕然としてしまいました。
‘でも、それでどうしたらいいか、私には分からないんです…’
おいおいっ、教員がそんなんで、どーする?
たしかに、新任の先生で知識がないのは分かるけれど、あまりにもお粗末…。
専門知識がない人が障害を抱えた生徒を支える立場の教員になってしまう状況が発生するシステムそのものに問題があるのではないか…と混沌とした気持ちになりました。
by MarumiHappy
| 2010-04-30 01:33
| 思ふ