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初七日

昔々、インドの裕福な家で、
幼い子どもが病で亡くなりました。
母は悲しみのあまり、気が狂ったようになり、
すでに冷たくなった息子を抱え、
この子の病気を誰か治してください、と、
町中を懇願してまわりました。

このことを知った釈迦の信者が、
彼女に釈迦の所にいくように
すすめました。

釈迦は、
すでに屍と化している息子を抱いた母に
静かに言いました。

「女よ、この子の病を治すには、ケシの実が必要だ。
町にでて、それをもらってくるがよい。
しかし、そのケシの実は
まだ一度も死者の出ていない家のものでなければならない」

彼女はケシの実をさがしましたが、
死者の出ていない家のケシの実を
見つけることはできず、失意を胸に釈迦の元に戻りました。

そして、彼女は釈迦の静かな姿に接し、
釈迦の本当の言葉を知りました。



今日、けいちゃんの初七日になります。
上の話しは、
学生時代、一般教養科目・宗教論の講義で
聞いたお釈迦様の話です。

けいちゃんのことを
思いながらぼーとしていたら
なんとなく思い出しました。

宗教論の講義の課題本になっていた
「スッタニパータ」は面白かったけど、
浮かれていた(笑)あの頃の私には
ストイック過ぎて
あまりのめりこめませんでした。

ただ、素晴らしい経歴の持ち主
いわゆるエリートの多い教授群の中で
一際個性的な
S教授の講義は大変面白く
特に、ご自身の人生
駆け落ち結婚の話し、などを
お釈迦様の話しと
コラボした
人間味あふれる話しの数々
とても魅力的で
未だに、時々、思い出します。

今も大学で教鞭をとっていらっしゃるようなので
今度、遊びにいってみようと思います。
by MarumiHappy | 2010-03-25 18:03 | 思ふ

やっぱりねこがすき!


by MarumiHappy